こんにちは。 協振技建測量部の畠山です。

今回は最新のGNSS測量機の紹介をします。
ソキア GCX3という機種です。

 

まずは500㎜ペットボトルより小さい見た目が驚きますよね。
あまりの小ささに、これが高度な測量機器だと信じられない若手がいたり、ウルトラマンに変身するベーターカプセルを思い出すオジサマが続出してしまいますが、この機種の凄いところはもちろん見た目だけではありません。

測量者にとって一番重要なポイントは、マルチGNSS衛星を受信可能という事です。
従来の機種は、アメリカの衛星GPSのみしか受信出来ませんでしたが、この機種では、ロシアの衛星GLONASS、そして日本の衛星みちびき(QZSS)を加えた3種類の衛星を受信して観測することが可能になり、観測可能エリアが大幅に拡大されました。
その効果を現場で実感していくのが、とても楽しみです!

 

本体のスマートさに加えて観測器材セットも、データコレクターと三脚のみでOKとシンプルになっています。

 

つまり、現場作業が一人で出来てしまいます。
写真も私が一人で数値地形測量を行っている作業風景です。
協振技建では、テープ測量とトータルステーション測量の従来の技術とGNSS測量を組み合わせ効率のよい作業を目指しています。

最後に、作業着の上半身の膨らみは今話題の空調服によるものです。
熱中症対策として、現場の声が届き今年度より導入されました。
最新器材の導入に加え、作業員の現場環境の改善にも力を入れて、年々過酷さが増していく日本の四季をみんなで乗り越えていこうと頑張っています。